医学生のフィールド
移植医療の高みに挑む若手外科医に学ぶキャリア形成
医学生が企画、オンライン講演会
◇最終目標は日本の移植医療に貢献すること
目標は、トロントでMPの基礎、および臨床現場で外科医としてMPの管理を学び、それを日本で実践すること。日本でも腎・肺においてはMPの臨床使用の報告があるが、最もMPの効果が高いとされる代謝臓器の肝臓はまだ準備段階だ。SNSに加え、国内外の学会で積極的に情報発信を行うのも、移植が受けられずに臓器不全で亡くなる人をゼロにし、腫瘍疾患の臓器移植での治療に取り組むという目標のためだ。
■ごとう・とおる 父の死で医療の道を志す。現在、京都大学肝胆膵移植外科大学院からトロント大学に留学し、トロント総合病院シニアリサーチフェロー。今冬には「医師として〝王道で勝つ〟ためのルール 医学生、研修医が本気になったらどこまでできるか」(仮題、日本医事新報社)を発売予定。Twitter IDは「@multitransplant」(了)
(2020/07/31 07:00)