治療・予防

肌は老化のバロメーター
加齢によるしわやたるみ―皮膚粗しょう症

 肌に張りがない、たるみが目立つ、しわが増えたなど、肌の状態は女性にとって悩みの種だ。最近ではこうした症状が加齢によるものである場合を「皮膚粗しょう症」と呼び、体全体の老化を示すサインの一つとして注目されている。

 ◇加齢と紫外線が関与

加齢による肌の衰えは、体全体の老化も告げるサイン
 「皮膚粗しょう症というのは、骨がすかすかになる骨粗しょう症が肌で起こっているとイメージしてください」と話すのは、近畿大学医学部奈良病院(奈良県生駒市)皮膚科の山田秀和教授だ。

 皮膚は、体を外的刺激から守る表皮、クッションの役割を持つ真皮、脂肪により断熱や保温の働きもする皮下組織の三つの層から成る。皮膚粗しょう症はこの各層の均衡が崩れた状態を言う。

 主に、加齢により皮膚の細胞の働きが落ち、コラーゲンやヒアルロン酸など肌のつやや弾力などを作る成分が減ることが原因だが、日頃から紫外線を浴びることにより、皮膚の細胞が壊れて新陳代謝のリズムが崩れることが拍車を掛ける。

 真皮内のコラーゲン層が薄くなると、肌に張りと弾力がなくなり、しわやたるみが現れる。さらに、肌全体が薄くなって保湿機能が低下、乾燥肌にもなる。表皮が薄くなると外的刺激にも弱くなるので、ぶつけた覚えもないのに青いあざが手足に現れることも少なくない。

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