CDIメディカル医療インサイト

(第5回)医療機器の高度、複雑化をどう学ぶか
教育現場の課題、役割担うメーカーも

 医師は大学医学部卒業後に医療現場に着任しますが、医学部の教育現場は恵まれた環境ばかりではありません。例えば国立大学運営費交付金等予算は厳しい国家財政の下、何とか横ばいを保っていますが、今年度は法人化された2004年度に比べ1444億円の減額です。年平均成長率(04年度~18年度)はマイナス0.9%の状況です。私立大の補助金、公立大における地方自治体からの運営費交付金も同様の傾向があります。
 では、そうした厳しい教育環境の中で、果たして医師はどこで自らの手術や手技の鍛錬を積めばよいのでしょうか。ますます高度化、複雑化する医療の世界で「教授や診療科長、先輩医師の背中を見て学べ」というだけでは、あまりにも酷な話です。臨床現場で先輩の姿を学んでもらうだけでは、患者の立場からしてもいささか不安になるものです。

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