一流の流儀 「追い込みの女王」AYA クロスフィットトレーナー

(第6回)私らしい場所を見つけた!(1)
=モデルの経験から学んだこと=

 身長175センチ、体重は自分でも知らないと言う。八頭身美人のAYAさんは、大学時代にスカウトされて以来、モデルとしての活動も行っている。社会に出てからはインストラクターとモデルの二足のわらじを履いていた。スポーツ少女は高校2年の途中まですっぴんにジャージー姿で、化粧もおしゃれもしなかった。ばっちり化粧している友人の隣にいても「自分は今はいい。そのうちにするだろう」と思っていた。ところが、モデルになってかわいい服をようやく着られると思ったら、自分で着たい服を選べるのではないことを知る。

 「服がモデルを選ぶのですね。自分を見せるのではなく、洋服を見せて、見ている皆が欲しいと思うようにさせることが仕事なのだと初めて知りました」

 初めてのショーでは、隣のモデルはすごくかわいい洋服を着ているのに、AYAさんの方は「私、これ欲しくない」と思うようなダサい服を着ることになった。

 「私は隣のモデルの子が着ている服を欲しかったのです。それで、ずっとふてくされていたら、マネジャーが『あんたを見せるショーではないから。その服を飛び切りかわいく見せてこい!』と言われたのです」

 切り替えの早さは当時から。飛び切りの笑顔でランウェイに出て行ったことだけを覚えているというAYAさん。すると、客席から「あのかばん、かわいい!」「あの服かわいい!」という声が聞こえてきた。

 「あれ、私はこのかわいくない服をかわいく見せることができているんだ」と自分でもびっくり。その瞬間、もっとモデルをやりたいと思った。

  • 1
  • 2

一流の流儀 「追い込みの女王」AYA クロスフィットトレーナー

横浜市立大学医学部医学科同窓会 倶進会