女性アスリート健康支援委員会
高飛び込みの馬淵優佳さん
▼連載の趣旨
飛び込み競技の第一線で活躍する馬淵優佳さん。競技からの引退後、出産を経て復帰した。引退する前は「飛び込み競技が嫌だった」言う馬淵さんは、なぜ復帰したのだろうか。育児に時間をとられることがあっても、復帰後の「第二の競技人生」は大変充実している。心境が変化するに至ったきっかけを中心に、指導者である父との関係や最短のスポーツといわれる飛び込みの難しさなどを語ってもらった。
▼略歴
馬淵優佳(まぶち・ゆか)
飛び込み競技選手
1995年2月5日生まれ。立命館大学スポーツ健康科学部卒業。父親が飛び込み競技の指導者だったこともあり、幼い頃からこの競技に親しむ。2008年の日本選手権でシンクロの高飛び込みと3メートル板飛び込みで2冠に輝く。12年のインターハイ板飛び込みで3連覇を達成。11年には世界選手権にも出場した。17年に引退を発表。娘2人を出産後、21年に競技に復帰した。同年に開催された東京五輪では解説者を務めた。ミキハウス所属。