医師の紹介
「たとえ一度だけの受診でも、今後の治療に役立つ情報提供をこころがけています。またいつ再来されてもお役にたてるよう、資料の保存にも努めています」(井上医師)
入院(200床)では、精密な検査、高度な鑑別診断、上記の諸治療を行っているという。また患者やその家族に病気を深く理解してもらえるような機会を提供。1か月以上の入院が必要な小・中学生は、併設学校で教育を受けることもできる体制だ。このほか、全国どこにいても、患者や家族、医療従事者のみならず、誰からでもてんかんに関する相談を受けられるよう「てんかんホットライン」を開設。電話やメールによる質問・相談を受け付けるなど、精力的に活動している(電話番号等はHP参照)。
国際抗てんかん連盟(ILAE)及び国際てんかん協会(IBE)は、てんかんケアの発展やてんかんのある人の幸福のために、科学、臨床、教育、あるいは心理社会的分野で国際的な貢献をした人々に、2年に一度、Ambassador for Epilepsy Award(てんかん大使賞)を授与する。井上有史名誉院長が2021年の受賞者に選ばれた。
診療を受けるには
甲府脳神経外科病院の脳神経内科:月1回の土曜に特別外来有。完全予約制。
他の勤務先
■ 甲府脳神経外科病院
山梨県甲府市酒折1-16-18
TEL: 055-235-0995
医師プロフィール
1978年 京都大学医学部付属病院
1980年 福井県公立小浜病院
1982年 ベルリン自由大学神経科留学
1987年 京都大学医学部付属病院
1992年 静岡てんかん神経医療センター
2009年 静岡てんかん神経医療センター院長
2019年 静岡てんかん神経医療センター名誉院長
所属学会
主な著書
『稀少難治てんかん診療マニュアル―疾患の特徴と診断のポイント―』(2013年 診断と治療社/共編)
『新てんかんテキスト』(2012年 南江堂/共編)
『MOSESワークブック:てんかん学習プログラム』(2010年クリエイツかもがわ/共訳)
『てんかん症候群:乳幼児・小児・青年期のてんかん学』(2007年 中山書店/監訳)
医師発信欄
てんかん情報センター: http://epilepsy-info.jp
全国てんかんセンター協議会: http://epilepsycenter.jp
静岡てんかん地域ネットワーク研究会: http://plaza.umin.ac.jp/~s-epinet/
てんかん支援ネットワーク: http://plaza.umin.ac.jp/~epi-help/
希少てんかん症候群登録システム: http://www.res-r.com
EURAP Japan:http://plaza.umin.ac.jp/~eurap-jp/index.html
てんかんホットラインTEL:054-246-4618(対応時間 9:00~22:00)、mail:epilepsy.hotline@gmail.com
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