吉永治美 医師 (よしながはるみ)

国立病院機構 南岡山医療センター

岡山県都窪郡早島町早島4066

  • 重症心身障害者センター
  • 特命副院長
  • センター長 小児診療部長

神経内科 小児科 内科

専門

小児てんかん、重症心身障害、脳波分析

吉永治美

これまでに第1回国際脳電磁図トポグラフィー学会会長賞(1990)、新見賞・てんかん研究賞(1997)、山内逸朗記念賞(2007)などを受賞。論文発表や研究、数々の学会で委員として学会運営に携わるほか、18th.International Society for Brain Electromagnetic Topographyをはじめ各学会で優秀論文選考委員として論文の採点を行ってきた。また、岡山大学大学院発達神経病態学講座では准教授として教鞭をとり、てんかんに関するカンファレンスなども多く開催。高い専門性と広い知見を備えた後進の育成にあたる。

診療内容

吉永医師が率いるのは、小児のさまざまな神経疾患や障害の診療を行う小児神経科。この科の重要性は他の先進国では広く認識されているものの、日本ではまだ専門科が少なく、中四国地方を始め広く各地から紹介を受けているそうだ。
てんかんをはじめとした痙攣性疾患の患者が非常に多い同科では、特に難治てんかんの治療において国内でも有数の実績をもつ。診断治療に迅速に対応できるよう、脳波検査は月~金曜日の毎日実施。さらに検査直後に結果の説明と治療方針の説明を行うというスピーディさは、患者や患者を紹介した他院の医師からも好評だという。
てんかんは神経系の病気としてはよくみられる病気でありながら(1,000人中5~10人)、誤診も多く、治療には長い年月を要することから、診療には高度の専門的知識が必要とされる。この高度な専門性のため、西欧諸国では小児神経科か神経内科の専門研修を終えた後でないと、てんかんの専門研修を受けることすらできないほどだ。
治療は主に薬物療法が中心。とはいえ、てんかんにはたくさんの種類があり、それぞれ効く薬が違うため、まずはてんかんの種類を正確に見極め、適切な薬を投与することが大切である。また、難治てんかんについては、脳神経外科と協力して外科治療を進めている。
吉永医師はこれまで、子どもから大人に至るまで幅広い年齢層のてんかん患者を診療してきた。長年の経験から、患者が生きていくうえで直面する免許取得、就職や結婚、女性では妊娠や出産といったさまざまな問題にも対応してくれるのが心強い。

医師プロフィール

1979年3月 岡山大学医学部医学科 卒業
1979年4月 国立岡山病院小児医療センター研修医
1985年3月 岡山大学大学院医学部研究科博士課程内科系脳代謝医学専攻修了
1985年4月 岡山大学医学部附属病院医員(小児神経科)
1992年10月 ブリテッシュコロンビア小児病院(カナダ)に短期留学
1993年8月 岡山大学医学部附属病院助手(小児神経科)
1995年5月 岡山大学医学部附属病院講師(小児神経科)
2004年4月 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科准教授
2017年 国立病院機構 南岡山医療センター 特命副院長

「てんかん」を専門とする医師