大沼悌一 医師 (おおぬまていいち)

むさしの国分寺クリニック

東京都国分寺市本町4-1-9 国分寺本町クリスタルビル3F

  • 理事長、名誉院長

精神科 神経科 心療内科

専門

てんかん

大沼悌一

国立精神・神経センター武蔵病院や国立病院機構さいがた病院(新潟)で長年、てんかんの専門的治療を中心に取り組み、2002年にむさしの国分寺クリニックを開設。日本ではまだてんかんの専門医が少なく、専門的医療を受けられない患者が多い現状を問題視した大沼悌一医師の呼びかけに、副院長の加藤昌明医師や若手医師が賛同。発作の治療はもとより、日本てんかん協会(波の会)とも密に連携し、講演や啓蒙活動を通して、患者や御家族のさまざまな心理的、社会的問題に対応し、医療環境の向上に取り組んでいる。

瑞宝中綬章受賞(平成25年11月)長年のてんかん学に対する貢献により、天皇陛下より瑞宝中綬章(平成25年11月)を授与された。また公益財団法人てんかん治療研究振興財団より研究功労賞(金賞、平成26年3月)が贈られた。

診療を受けるには

完全予約制。診療は毎日(日・祭日休み)9:00~18:00まで、土曜14:00まで、金曜20:00まで。また、大沼医師による英語での診療も対応可能。
同クリニック以外の施設の診療は、東京都立東大和療育センター非常勤医師、さいたま赤十字病院非常勤医師、東京都立府中病院精神科非常勤医師など

医師プロフィール

1936年 生まれ。山形県出身
1960年 弘前大学医学部卒業。精神神経医学教室に入局。
1963年より1969年まで6年間、カナダ・マニトバ州立大学・ウイニペグ総合病院、およびアメリカ・デトロイト市ウエーンステート大学・州立病院にて脳波・神経医学の臨床を学ぶ。
帰国後弘前大学医学部精神科の助手、講師を務める。
1980年より国立精神・神経センター武蔵病院(現・国立精神・神経センター病院)てんかん病棟医長、同外来部長に。
1998年 独立行政法人国立病院機構さいがた病院院長(新潟)となり現在名誉院長
2002年 むさしの国分寺クリニック開業、院長
2014年10月 むさしの国分寺クリニック 名誉院長に就任、現在に至る

【賞】
2013年11月 天皇陛下より瑞宝中綬章を授与
2014年3月 公益財団法人てんかん治療研究振興財団より研究功労賞

所属学会

医学博士、日本てんかん学会名誉会員(元理事)、独立行政法人国立病院機構さいがた病院名誉院長、日本てんかん学会認定てんかん専門医、精神保健指定医、精神科専門医

主な著書

『てんかんリハビリテーション』監訳(1980年 創造出版)
『てんかんの身体精神障害』(1984年 金原出版)の中の「発作の誘因と反射てんかん」
『新版てんかん』(1995年 日本文化科学社)の第6章「治りやすいてんかんと治りにくいてんかん」
臨床精神医学講座・第9巻『てんかん』松下正明(1998年)の443-456ページ「てんかんと精神症状――幻覚妄想状態」 
『知っておきたいてんかんの治療と診断』(2000年 先端医学新書、真興交易医書出版部)の第11章「てんかんの精神症状の診断と治療」(共著) 
『発達障害白書』(2001年 日本分化科学社)の中の「てんかん」 
『看護のための最新医学講座』第12巻「精神医学」(2002年 中山書店)の中の「てんかん」 
『新技術を用いたてんかん等の診断法と治療法の開発』(2002年 国立精神神経センター発行)共著
など
(更新日:2023年8月10日)

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