佐藤宏昭 医師 (さとうひろあき)

京都民医連中央病院

京都府京都市右京区太秦土本町2番1

  • 耳鼻咽喉科
  • 科長

耳鼻咽喉科

専門

耳科学・聴覚医学

佐藤宏昭

佐藤宏昭医師は、難聴の診断と治療に定評がある。岩手医科大学病院では、診断には世界でも先端を行く超高磁場MRI(3テスラ及び7テスラMRI)を用いて、耳の内部の微細な画像を活用。突発性難聴に対しては脳の血流の循環改善剤、ステロイド剤などによる薬物療法とともに、高気圧酸素療法(高濃度の酸素を気圧を上げて血中に送り込む)を行い、成果をあげていた。重度の難聴で補聴器装用による効果が期待できない場合は人工内耳手術を勧め、最近では小児例も多く手掛けている。また、低音域に残存聴力はあるが高音域に高度難聴があり補聴器による装用効果を得にくい場合は残存聴力保存型人工内耳(electric acoustic stimulation: EAS)を行っている。さらに新しい人工聴覚器として骨導インプラント手術、人工中耳手術も実施している。その他、鼓室形成術、アブミ骨手術など耳科手術に注力していた。現在は、京都民医連中央病院の耳鼻咽喉科にて診察を行っている。

診療を受けるには

佐藤医師の診療は、病院ホームページを参照。

医師プロフィール

1982年3月 京都大学医学部 卒業
1989年3月 京都大学医学部助手
1989年1月 ピッツバーグ大学医学部研究医員
1992年7月 京都大学大学院医学研究科卒業
1999年8月 近畿大学医学部助教授
2000年 11月 岩手医科大学医学部助教授
2003年4月 岩手医科大学医学部教授
2022年3月 岩手医科大学医学部定年退職
2022年 京都民医連中央病院 耳鼻咽喉科科長

所属学会

日本耳鼻咽喉科頭頚部外科学会 指導医・専門医、日本耳科学会 耳科専門医・認定耳科手術 暫定指導医、日本気管食道科学会 専門医、日本聴覚医学会、日本頭頚部外科学会、厚生労働省 補聴器適合判定医

主な著書

『イラスト手術手技のコツ 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 《耳・鼻編》 改訂第2版』人工中耳埋め込み術の項執筆(2017年 東京医学社)
『耳鼻咽喉科 標準治療のためのガイドライン活用術 (ENT臨床フロンティア)』音障害型感音難聴、耳鳴症の項執筆(2017年 中山書店)
『EBM耳鼻咽喉科・頭頸部外科の治療 2015ー2016』急性低音障害型感音難聴の項執筆(2015年 中外医学社)
『今日の診断指針 第6版』(2010年 医学書院)
『よくわかる聴覚障害-難聴と耳鳴のすべて-』(2010年 永井書店)
『専門医の管理・治療が必要な疾患のガイドライン 感覚器疾患 ガイドライン外来診療2008年版』 (2008年 日経メディカル)
『今日の耳鼻咽喉科・頭頸部外科治療指針 第3版』(2008年 医学書院)
『よくわかる頭痛、めまい、しびれのすべて-鑑別診断から治療まで-』(2003年 永井書店)
『看護のための最新医学講座21巻』(2002年 中山書店)

医師発信欄

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(更新日:2024年12月18日)