多発梗塞性認知症〔たはつこうそくせいにんちしょう〕

 糖尿病高血圧症、喫煙、脂質異常症などの動脈硬化症の危険因子があり、脳梗塞をくり返すことによって認知症があらわれ、進んでいきます。
 アルツハイマー病との鑑別診断が重要になりますが、多発梗塞性認知症ではCT(コンピュータ断層撮影)やMRI(磁気共鳴画像法)で脳梗塞の多発がみられ、病気の進行はゆっくりで、階段状に一歩一歩わるくなっていきます。CTでみて脳の100g以上に梗塞が起こると、認知症がはじまると考えられています。
 初期から人格の障害があらわれます。感情失禁が目立つことも特徴で、ささいな出来事で泣き出したり、笑い出したりします。「まだら認知症」といって、時にはびっくりするくらいまともな応対をすることもあります。
 治療は脳梗塞に準じます。
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