がん性腹膜炎〔がんせいふくまくえん〕

 胃、大腸、膵(すい)臓、肝臓、卵巣などのがんが進行すると、腹腔(ふくくう)内にがん細胞が散らばり、腹膜に砂粒状の腫瘤(がん)が無数に生じ、腹水がたまります。これががん性腹膜炎です。腹がはって、痛くなり、食事がとれなくなり、無理に食事をしてもすぐに吐いてしまい、全身が衰弱していきます。
 利尿薬を使い腹水を減らしたり、針を刺して腹水を抜いたり、痛み止めを使ったりなどの対症療法が治療の基本です。

(執筆・監修:医療法人社団哺育会 桜ヶ丘中央病院 外科部長 榎本 雅之)
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