リンパ浮腫〔りんぱふしゅ〕
リンパは毛細血管から組織に滲み出た漿液(しょうえき)が主成分ですが、リンパ管に集められて大静脈に流れ込みます。リンパの量が急に増したり、リンパ管の流れがとどこおったりするとむくみが生じます。
心臓や腎臓がわるくないのに急に手足のはれ(むくみ)が起こってくることがあります。寝たり、足を上に上げておくと治るもので、先天性のものや原因不明のものがあります。
また、フィラリアの感染や手術などによるリンパ管の障害によって起こるものもあり、慢性化すると象皮症といって皮膚や皮下組織が厚くなります。
リンパ浮腫では、医療者の指導のもと、弾性着衣などによる圧迫や、スキンケア、リンパドレナージなどがおこなわれます。慢性のものは手術も必要になります。
心臓や腎臓がわるくないのに急に手足のはれ(むくみ)が起こってくることがあります。寝たり、足を上に上げておくと治るもので、先天性のものや原因不明のものがあります。
また、フィラリアの感染や手術などによるリンパ管の障害によって起こるものもあり、慢性化すると象皮症といって皮膚や皮下組織が厚くなります。
リンパ浮腫では、医療者の指導のもと、弾性着衣などによる圧迫や、スキンケア、リンパドレナージなどがおこなわれます。慢性のものは手術も必要になります。
(執筆・監修:自治医科大学内科学講座 教授〔循環器内科学〕 苅尾 七臣)