マロリー・ワイス症候群〔まろりー・わいすしょうこうぐん〕
下部食道や胃噴門部の粘膜に縦に亀裂(きれつ)が入ることがあります。暴飲暴食したときや、妊婦が嘔吐(おうと)したあとに吐血することがありますが、嘔吐によって粘膜にずれが生じて裂け、そこから出血が起こります。
出血が続かないかぎり心配はありません。出血が続くようであれば、内視鏡的にクリッピングをして止血します。さらに出血が続くときは、亀裂部の縫合(ほうごう)や胃切除をします。
出血が続かないかぎり心配はありません。出血が続くようであれば、内視鏡的にクリッピングをして止血します。さらに出血が続くときは、亀裂部の縫合(ほうごう)や胃切除をします。
(執筆・監修:順天堂大学 特任教授〔食道胃外科〕 鶴丸 昌彦)
他の病気について調べる
関連トピックス
-
治療・予防 2017/11/02 08:52
嘔吐の繰り返しに注意=マロリー・ワイス症候群