食道潰瘍〔しょくどうかいよう〕
薬剤や放射線、異物による粘膜(ねんまく)の傷、逆流した胃液や十二指腸液、真菌(カビの一種)やウイルスによって食道の粘膜に強い炎症が起こり、潰瘍をつくることがあります。深いものでは食道がんと見分けにくいものがありますが、内視鏡検査で細胞を調べると診断できます。
胸やけやしみる感じ、胸痛、心窩(しんか)部痛などの症状があります。刺激物を避け、制酸薬の服用で治ります。
胸やけやしみる感じ、胸痛、心窩(しんか)部痛などの症状があります。刺激物を避け、制酸薬の服用で治ります。
(執筆・監修:順天堂大学 特任教授〔食道胃外科〕 鶴丸 昌彦)