腎臓の糸球体(しきゅうたい)にある基底膜に対する抗体により、腎臓と肺が同時におかされる病気です。この病気も
自己免疫疾患と考えられています。きわめてまれな病気ですが、予後(病気の経過についての見通し)がわるい病気ですので、早期診断と早期治療が大切です。多くは、はじめ感冒様症状をきたし、そのあとに
間質性肺炎、肺胞出血、急速腎機能障害などをみます。
治療は、グルココルチコイドを含む免疫抑制療法と、腎不全がみられれば血液透析をおこないます。抗体を除去するために血漿(けっしょう)交換療法がおこなわれることがあります。
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