線維筋痛症〔せんいきんつうしょう〕 家庭の医学

 この病気は、3カ月以上の長期にわたって、炎症を伴わずに関節や筋肉、骨、靱帯(じんたい)、神経などに痛みをきたし、こわばりや疲労感、だるさをみとめます。40代の女性にみられ、症状のわりに見た目に異常所見が少なく、検査でも特徴的な異常がみられません。しかし、からだのいくつかの部位に、押すと痛む場所がみられます。また、睡眠障害や過敏性の腸炎、頻尿、頭痛、月経困難症などをみることがあります。
 寒さやストレスなどで症状が悪化しますので、これらを避け、睡眠を十分にとるように心掛けます。命に影響したり、機能障害を引き起こす病気ではありませんので、心安らかに日常生活を過ごすことが大事です。治療は薬物療法と非薬物療法とに分けられます。薬物療法として保険適用があるのは、プレガバリンとデュロキセチンです。プレガバリンは、もともとてんかんに使われていた薬で神経障害性疼痛にも適用があります。デュロキセチンは、もともとうつ病に使われる薬です。非薬物療法としては、認知行動療法、運動療法、温熱療法、禁煙などがあげられます。しかしながら現在のところ完治させる治療法がないため、社会生活がいちじるしく困難となることが大きな問題となります。現在のところ完治させる治療法がないため、社会生活がいちじるしく困難となることが大きな問題となります。

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