厚生労働省は14日、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」の4月分利用率が前月比1.09ポイント増の6.56%で過去最高になったと明らかにした。利用件数も約1210万件で最多。政府は現行の健康保険証を12月2日に廃止し、マイナ保険証に一本化する方針だが、依然として利用は低迷している。
 利用率がこれまでで最も高かったのは2023年4月の6.30%。その後は同年5~12月に8カ月連続で減少した。他人の情報が誤って登録されるケースが多数発覚した影響とみられる。 (C)時事通信社