厚生労働省は27日、2023年度の国民年金保険料の納付率が前年度比1.6ポイント増の77.6%だったと発表した。納付率の改善は12年連続。過去最低だった11年度の58.6%から19.0ポイント上昇した。厚労省は、スマートフォン決済アプリを使った納付の導入といったデジタル化の推進が、若年層を中心とした納付率向上につながったと分析している。
 都道府県別では新潟(86.7%)が最も高く、富山(86.6%)、島根(86.1%)と続く。最も低かったのは沖縄(71.1%)で、次いで大阪(71.2%)、福岡(73.9%)だった。 (C)時事通信社