【ワシントン時事】20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は米ワシントンで23日(日本時間24日)、初日の討議で国際開発金融機関(MDBs)改革のロードマップ(行程表)に合意した。気候変動や感染症のパンデミック(世界的大流行)といった国境を越える課題への途上国の資金需要が拡大。民間資金活用などで支援機能を強化する。会議は24日(同25日)、閉幕する。
 加藤勝信財務相は初日の討議終了後、日本として「より良い、より大きい、より効果的なMDBs」を目指した改革行程表に歓迎を表明したと記者団に明かした。会議では返済条件を大幅に緩和した資金について「低所得(国)支援に重点を置いて有効に活用すべきだ」とも訴えた。 (C)時事通信社