治療・予防

軽く見えても実は悪性
乳児期の点頭てんかん

 ◇早期の診断・治療を

 点頭てんかんは、脳の形成異常や、新生児期の仮死や脳出血などによる脳障害が原因で起きる症候性と、原因がはっきりしていない潜因性に分けられ、症候性が全体の約8割を占める。症候性の場合は、発作が起きる前から発達の遅れが見られることが多いが、潜因性の場合は、それまで正常に発達してきたにもかかわらず、発作を機に発達が急速に停滞、退行するという。

 治療が遅れると、たとえ発作は治まっても点頭てんかんによって生じた発達の遅れが戻らないこともあるという。「できれば最初の発作から1カ月以内に治療開始を」と小国教授は早期の診断、治療の必要性を強調する。

 発作以外に目で確認できる症状がない上、発作の様子を言葉で伝えることはなかなか難しい。そのため、最近はスマートフォンなどで動画を撮影し、受診の際に医師に提示する保護者も多いという。顔色が良く、いつもと変わった様子がなくても、点頭など特定の動きを持続して繰り返す場合は、小児科医を速やかに受診したい。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)

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