医学の窓辺

医学部生が「内視鏡医療労働の未来像」について議論
―名市大医学部で医療従事者の労働環境を考えるワークショップを開催―

 医学部の学生が、「ありたい内視鏡医療労働の未来像」について考えるワークショップが名古屋市立大学で開催された。

プレゼンテーションの様子

 名市大は、令和2年12月にJSTの共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)育成型において「近未来労働環境デザイン拠点」事業として採択されており、SDGs Goal 3, SDGs Goal 8, SDGs Goal 11の達成への寄与として、「すべての労働者が労働しながら元気になる労働環境をデザインする」ことを目指している。今回のワークショップは、このプロジェクトの一環として、社会医学(予防医学基礎)コース・社会医学実習のテーマ内で開催したもの。内視鏡治療医療従事者の間では筋骨格系障害が多数報告されており、未来の労働環境改善のための具体的な方策を「未来の医療労働のあるべき姿」からのバックキャスティング手法で考えた。

ディスカッションの様子

 当日は、16人の医学部生が、「100歳まで元気に活き活きと、働きながら健康になる未来の内視鏡医療労働ビジョン」というテーマで、2040年の内視鏡労働医療ビジョンを議論。最後に行われたプレゼンテーションでは、「内視鏡医療労働は時空間的にボーダレス化が進むことが予想される。個人の持つ知識・経験・スキルは共有知として世界中で共有され、未来の内視鏡医の育成・教育面や内視鏡医の労働環境がグレードアップすることが必要。」「医療チームの質を可視化し、チームの持つパフォーマンスを客観的に評価可能な技能評価制度が実現。正当に技能評価されることで、医療従事者のモチベーションを喚起し、医療の質情報を患者も参照できることで、市場原理・競争原理が作用し、医療の質も向上する。」などの意見が出された。(了)

(参考)
以下
WEB サイトにワークショップの詳細を掲載しております。ご参照いただけますと幸いです。

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