喫煙、関節リウマチにも悪影響=症状進行早め、薬の効果も減殺
◇重症化や合併症にも
関節リウマチ患者に喫煙の習慣があると、骨や関節の破壊がより早く進むという報告や、治療薬の効果が3割程度弱くなるという報告もある。さらに関節リウマチは、肺の炎症や線維化によって呼吸がうまくできなくなる間質性肺炎や慢性気管支炎を合併しやすい、といわれている。喫煙習慣があると、そうした合併症を引き起こすリスクがさらに高まることになる。
鈴木院長は「喫煙は関節リウマチの発症と重症化に深く関与しています。禁煙は関節リウマチ治療の大前提。禁煙せずに関節リウマチの治療を行うことは、ザルで水をすくうのと同じことです」と、禁煙の重要性を強調している。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
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(2017/06/28 10:39)