日本病態生理学会大会、8月5~6日開催
開催概要
[大会長] 三五 一憲(東京都医学総合研究所 糖尿病性神経障害プロジェクト リーダー)
[会議名] 第32回日本病態生理学会大会
[大会テーマ] 「健やかに生きるための病態生理研究」
[会期] 2023年8月5日(土)~2023年8月6日(日)
[開催場所] ベルサール西新宿
〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-15-3 (Tel:03-3320-2611)
*現地参加とオンライン参加の併用を予定(一部プログラムは現地実施のみとします)
[参加費] 一般(会員・非会員) 3,000円 大学院生 1,000円 学部学生 500円
[大会事務局] 東京都医学総合研究所 糖尿病性神経障害プロジェクト
〒156-8506 東京都世田谷区上北沢2-1-6
Tel:03-6834-2359 FAX:03-5316-3150
E-mail:pathophy32*igakuken.or.jp
大会長挨拶
日本病態生理学会は、心身諸機能の異常に基づく疾病や体調不良の原因を解明するため、基礎医学と臨床医学相互関連の研究成果を発表できる機会を提供しています。近年は医学分野のみならず、医療分野である臨床検査学、歯学、薬学、看護学、リハビリテーション医学、鍼灸学、栄養学等からの参加者も増加しています。さらには獣医学、農学、理学、工学、社会学などの幅広い分野の研究者が集い、異分野交流を通じて斬新な研究のアイデアが生まれることを期待しております。
今回の大会では「健やかに生きるための病態生理研究」をテーマに掲げました。高齢社会が進行する中で、健康寿命、すなわち心身ともに健やかに過ごせる期間を延伸することが喫緊の課題となっています。加齢とともに増加するアルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患への対策も、重要性が増すばかりです。また働き盛りの世代でも、2型糖尿病、高血圧症、高脂血症などの生活習慣病を看過すると、さまざまな合併症が進行し生活の質 (Quality of Life) が損なわれるリスクが高まります。疾病の本質を理解し有効な対策を練ることが、「健やかに生きる」ために欠かせません。そこで企画シンポジウムは「糖尿病合併症の病態生理」をテーマに、糖尿病による神経障害や腎臓病などの発症機構解明および治療法開発を目指した意欲的な研究を紹介します。また教育シンポジウムは東京都中野区医師会のご協力を賜り、「神経難病への包括的アプローチ」を企画しました。様々な職種の代表者が各立場から神経難病への取り組みに関する現状と展望を報告していただき、参加者を交えた有意義な議論を展開できればと考えております。また本学会は、我が国の生命科学研究の将来を担う研究者の育成に努めており、学部学生、大学院生、ポスドクをはじめとする若手研究者に口頭発表の機会を設けております。奨励賞や学生・大学院生の優秀発表賞を設定しますので、多くの方のご応募を期待しています。
第32回大会が活発な討論や有意義な情報・意見交換の場となるよう、少人数ではありますが研究室スタッフ一同、鋭意準備を進めております。会場のベルサール西新宿は都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩4分と、アクセスが良く便利です。新宿駅からも徒歩15分弱ですので、超高層ビル街の眺望を楽しみながらお越しいただくのも一興かと思います。また会場近くの新宿中央公園をゆっくり散策され、ひと息入れられるのも良いでしょう。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
第32回日本病態生理学会大会 大会長
東京都医学総合研究所 糖尿病性神経障害プロジェクト リーダー
三五 一憲
(2023/04/04 18:49)