治療・予防

【増えるオストメイト最終回】肌のトラブルを放置しないで=女性も恥ずかしがらず相談を

 女性のオストメイト(人工肛門や人工ぼうこうを設けている人)は、女性だけの集まりで悩みを打ち明けることができる。だが、女性特有の恥じらいから相談をためらい、肌のトラブルを長く放置してしまうケースもあるという。大阪警察病院(大阪市)の皮膚・排泄(せつ)ケア認定看護師の阪口裕子(さかぐち・ゆうこ)さんに聞いた。

 ◇多いのは肌トラブル

 大腸がんやぼうこうがんなどが原因で肛門や尿路などが失われる場合に、人工的に腹部に設けられた排せつ口を「ストーマ」と言う。大腸がんは女性の死亡原因の1位になっており、女性のオストメイトも増えている。

 女性の場合、直腸に隣接する子宮頸(けい)がんなどでも、直腸を切除してストーマを設けることがある。自分で排せつをコントロールできないので、ストーマに排せつ物をためる袋などの装具を着け、日常的なケアが必要になる。

 「受診される女性オストメイトの悩みで多いのは肌のトラブルです」と阪口さん。主な原因は、ストーマと排せつ物をためる袋の間にできた隙間から排せつ物が漏れ出てしまうことだ。

 また、ストーマに袋を着ける際には面板と呼ばれる接着シートを使用するが、面板を含む装具には適切な交換時期がある。通常のタイミングよりも早いと面板の粘着力が残っているために、肌にダメージを与えることがある。装具が肌を圧迫し続けることにより、うっ血が生じることもある。

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