日本女性初の宇宙飛行士―向井千秋氏|一流に学ぶ

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  • 2017/10/31 11:00

    (第2回)弟の病気、きっかけに医師志す =目標に向かって一直線

     医師を目指すきっかけは弟の病気だった。3歳違いのすぐ下の弟は足の具合が悪く、向井氏が6歳の頃、東京都文京区にある東大付属病院に通院していたことがある。ペルテス病という、大腿(だいたい)骨の頭の部分が壊死(えし)してしまう病気だ…

    (第2回)弟の病気、きっかけに医師志す =目標に向かって一直線
  • 2017/11/07 07:39

    (第3回)「体鍛え、人付き合いも」 =文武両道、医学部スキーで学ぶ

     慶応大医学部在学中、向井千秋氏はスキー部に入部。受験勉強から解放され、年間50~60日は山にこもる生活へと変わった。「冬はほとんどスキー場にいたかな。スキー場から大学の試験に通ったり、山を渡り歩いて、合宿と合宿の間に大会に出た…

    (第3回)「体鍛え、人付き合いも」 =文武両道、医学部スキーで学ぶ
  • 2017/11/14 10:57

    (第4回)心臓外科へ、気負いなく =職業意識で迷い吹っ切れる

     慶応大医学部の卒業を控え、向井千秋氏は患者を総合的に診察できる専門分野に進もうと思っていたが、その後迷いが生じた。6年生の時、大学の学生研修で、筋生検を見て立っていられないほど気分が悪くなったからだった。 スキーでは競技大会で…

    (第4回)心臓外科へ、気負いなく =職業意識で迷い吹っ切れる
  • 2017/11/21 11:01

    (第5回)石原裕次郎の受け持ち医に =大スターにも身構えず

     医師になって4年目を迎え、向井千秋氏は心臓外科のレジデントとしてめまぐるしい日々を送っていた。1981年4月の日曜日の朝。その日は久しぶりのオフで妹と映画に行くことになっていたが、患者が救急搬送されたとの連絡を受け病院に向かっ…

    (第5回)石原裕次郎の受け持ち医に =大スターにも身構えず
  • 2017/11/28 10:48

    (第6回)宇宙飛行士、宝くじのつもりで =病院当直明けに募集記事

     当直明けの向井千秋氏が、病院でコーヒーを飲みながら新聞を開くと、日本人宇宙飛行士募集の記事が偶然目に留まった。「え? こういう時代になっちゃったんだー」と驚いた。ロシアや米国の軍人しかなれないと考えていたが、日本人で、しかも科…

    (第6回)宇宙飛行士、宝くじのつもりで =病院当直明けに募集記事
  • 2017/12/05 11:03

    (第7回)シャトル爆発に衝撃、戸惑いも =34歳で結婚、夫が全面支援

    NASAが公表した米スペースシャトル「チャレンジャー」事故の写真。右側の固体燃料ブースターロケットの下方から異常な炎が出ている(アメリカ・フロリダ州のケネディ宇宙センター)【AFP=時事】 「宇宙飛行士になることは、まったく迷わな…

    (第7回)シャトル爆発に衝撃、戸惑いも =34歳で結婚、夫が全面支援
  • 2017/12/12 10:00

    (第8回)9年待ち42歳で宇宙へ =研究者と面談、投票促す

    米スペースシャトル「エンデバー」に乗り込むため点検棟を出発する宇宙飛行士、毛利衛さん(1992年9月、米フロリダ州のケネディ宇宙センター)【AFP=時事】 スペースシャトルの打ち上げ再開は、事故から2年8カ月後。日本人が乗るディスカバ…

    (第8回)9年待ち42歳で宇宙へ =研究者と面談、投票促す
  • 2017/12/19 10:00

    (第9回)シャトルでの実験、分刻み =宇宙メダカ、話題さらう

    向井千秋さんの乗ったスペースシャトル「コロンビア」(1994年7月、米国ケネディ宇宙センター) 宇宙から見た地球の青さに感動したり、無重力空間をフワフワと浮遊して楽しんだりする時間は、実際のところほとんどなかった。向井千秋氏らペ…

    (第9回)シャトルでの実験、分刻み =宇宙メダカ、話題さらう
  • 2017/12/26 10:00

    (第10回)「重力」は不思議な世界 =本のページめくれることに感動

     宇宙体験の面白さをより実感できたのは、むしろ地球に帰還した後のことだった。地上に降りると、向井千秋氏は急に頭の重みが感じられるようになって、首が痛くなったという。「紙1枚ですら重く感じた。物を手から離すと床に落ちる。椅子に座っ…

    (第10回)「重力」は不思議な世界 =本のページめくれることに感動
  • 2018/01/02 09:23

    (第11回)宇宙飛行に見る加齢変化 =究極の予防医学、病気にも可能性

    スペースシャトル「ディスカバリー」のデッキ内で小休止する向井千秋さん(1998年11月撮影)。米航空宇宙局(NASA)提供【AFP=時事】 2度の宇宙飛行を経験した向井千秋氏が、ライフワークとして取り組んでいるのが、宇宙医学の研究である。宇…

    (第11回)宇宙飛行に見る加齢変化 =究極の予防医学、病気にも可能性
  • 2018/01/09 10:00

    (最終回)教育は「夢実現のツール」 =本物から学ぶ機会、学生に

     2年前、向井千秋氏は東京理科大学の副学長に就任した。しかし、名誉職に収まって少しはゆとりのある生活にシフトチェンジしたのでは、という周囲の予想は大きく外れる。 週2回は宇宙航空研究開発機構(JAXA)の技術参与として、宇宙の平…

    (最終回)教育は「夢実現のツール」 =本物から学ぶ機会、学生に