貝谷久宣 医師 (かいやひさのぶ)

心療内科・神経科赤坂クリニック

東京都港区赤坂3-9-18 B・I・C赤坂ビル6F

  • 心療内科・神経科
  • 理事長

心療内科 神経科 内科

専門

パニック症(パニック障害)、社交不安障害、気分障害(特に非定型うつ病)、薬物療法、精神療法

貝谷久宣

パニック症(パニック障害)は1990年WHOで登録された新しい病気。貝谷久宣医師は登録当初より研究・治療に取り組んでいるパニック症(パニック障害)のスペシャリスト。1993年に名古屋にパニック症(パニック障害)などの不安障害の専門クリニックを開院、その後、首都圏に3つのクリニックを開き、今までに2万人以上の患者の診療を行っている。さらに、1997年には不安・抑うつ症の医療水準を高めることを目的とする「不安・抑うつ臨床研究会」を設立した。治療のかたわら、パニック症(パニック障害)についての啓発活動をおこなっている。

診療内容

「パニック症(パニック障害)」は、ある日突然、心臓がドキドキしたり、呼吸が苦しくなったり、めまい、吐き気を感じる「パニック発作」を起こし、さらにいつ発作が起きるか不安になって、日常生活に支障をきたす病気。患者数は多く、現在約200万人の日本人がパニック症(パニック障害)であるといわれている。男女別では女性に多く、男性の3倍が発症し、なかでも最も起こりやすい年代は男性で25~30歳位にピークがあり、女性は35歳前後の発症が最も多くみられるという。
パニック症(パニック障害)の治療は薬物療法と心理療法が中心。まずはSSRIや抗不安薬で、パニック発作を抑えることが基本となる。また、病気についての正しい知識や心の落持ち方を学ぶ「心理教育」や物事のとらえ方や行動の仕方を変えることで不安や発作の対処できるようにする「認知行動療法」もパニック症(パニック障害)の治療に効果が認められている。
貝谷医師は不安や恐怖を想像しないようトレーニングする「マインドフルネス・認知行動療法」という治療法を取り入れている。
「過去や未来を考えずに、常に『今』を意識する訓練です。パニック症(パニック障害)の患者さんは、予期不安や広場恐怖など、頭の中でいろいろ想像することで不安を募らせてしまう傾向があります。またうつ病の患者さんは過去のできごとを思い出して自分を責めたりすることで症状が悪化するので、こうしたマインドフルネスが有効なのです」(貝谷医師)
不安障害は、治す気で前向きに対処することで回復に向かう。薬物療法と認知行動療法を併用が効果的なのだという。
「パニック症(パニック障害)は、適切な治療がされないと、長引いて治りにくくなります。早めに治療をすることで、回復も早まります。発作が繰り返されたり、不安が強いときは病院で診てもらいましょう。」(貝谷医師)
▼パニック症(パニック障害)の主な症状 (和楽会HPより)
パニック発作は、ある限定した時間内に激しい恐怖感や不安感とともに以下に述べる症状のうち4つ以上が突然出現し、10分以内にピークに達する。
●心悸亢進、心臓がどきどきする、または心拍数が増加する
●発汗
●身震い、手足の震え
●呼吸が速くなる、息苦しい
●息が詰まる
●胸の痛みまたは不快感
●吐き気、腹部のいやな感じ
●めまい、不安定感、頭が軽くなる、ふらつき
●非現実感、自分が自分でない感じ
●常軌を逸してしまう、狂ってしまうのではないかと感じる
●死ぬのではないかと恐れる
●知覚異常(しびれ感、うずき感)
●寒気または、ほてり
(DSM-V-TR 精神障害の分類と診断の手引き第5版より)
※日本人には「口の渇き」「腰が抜ける」といった症状も多くみられる

医師プロフィール

【現職】医療法人和楽会理事長 パニック症(パニック障害)研究センター代表、京都府立医科大学客員教授(精神医学)、岐阜大学臨床教授

1943年名古屋市生まれ
1968年名古屋市立大学医学部 卒業
ミュンヘン・マックスプランク精神医学研究所留学、岐阜大学医学部助教授、自衛隊中央病院神経科部長、岐阜大学客員教授を経て1993年開院、医療法人和楽会理事長
横浜市立大学医学部医学科同窓会 倶進会