野呂浩史 医師 (のろひろし)

南平岸内科クリニック

北海道札幌市豊平区平岸四条12-4-7

  • 心療内科、神経内科、精神科、内科
  • 院長

心療内科 神経内科 精神科

専門

パニック障害、社交不安障害、嘔吐恐怖症などの不安障害の診断と治療(薬物療法と認知行動療法)。PTSDなどトラウマ関連疾患の診断と治療(特に、持続エクスポージャー療法およびEMDR療法)。解離性障害、トラウマ関連疾患、身体表現性障害の臨床心理学的評価ならびに

野呂浩史

野呂浩史医師は、開業2年後となる1999年にPDAJ(旧日本パニック障害の会)協力医となり、2001年からはNPO「全国パニック障害の会」推薦医療機関に認定されるなど、早くからパニック障害に取り組み、北海道地区で不安を抱える多くの患者を受け入れてきたことで知られる。患者の希望を可能な限り尊重しつつも、完治へ導いていく手腕は頼もしい。薬物療法や認知行動療法だけでなく、医師、臨床心理士、精神保健福祉士および看護師がチームを組み患者を多角的にバックアップして治療するのが特徴。

診療内容

「パニック障害の治療の大前提は、患者さんにパニック障害についての理解を深めていただくことにあります」まずはパニック障害がどんな病気であるかを知ってもらうことが大切だと野呂医師は言う。
「パニック障害は中枢神経系の機能異常による自律神経系の過敏体質によるものであり、有効な治療法があることを理解していただけるだけで、治療の半分は終了したといっても過言ではありません」(野呂医師)
逆に言えば、そこまで持っていくのが大変であり、実際の治療でもっとも重要なのは、パニック発作を完全に終息させることにあるのだとか。
「パニック発作が完全に消失しない限り、他の症状はなくなりません。予期不安は消失しませんし、さらにそれに続く広場恐怖やうつ状態を防いで治療することはできません」(野呂医師)つまり治療の第一にくるのが発作をなくすことであり、予期不安や広場恐怖、さらにうつの緩和は、その先にあるということだ。そこでまず発作をコントロールするのに使うのが薬だ。ベンゾジアゼピン系抗不安薬とともにパニック障害に有効な抗うつ薬(SSRI)などを組み合わせて使用する。これらの薬は実際によく効くのだが、そこに落とし穴があると野呂医師は言う。
「症状が完全に消失していないのに服薬を止めてしまう患者さんがいたり、治療の手をゆるめてしまう医師がいたりするのです。このような状態では決してパニック障害が治ったとはいえません。パニック障害の薬物療法の効果をあげるためには、できるだけ早期に、徹底的に薬を飲むべきだと私は考えています」(野呂医師)なぜなのかというと、パニック障害は慢性化しやすい病気であり、ちょっとした不安や軽い身体症状があるだけで広場恐怖やうつに発展したりして、一生続く持病になってしまう恐れがあるからだという。さらに同院では、薬物療法のほかに認知行動療法を併用することで「しかし医師の指示のもとに薬物療法と臨床心理士が指導する認知行動療法を併用し徹底的に治療をすれば、パニック障害のしつこい悩みから解放されるのです。また、早めに治せば、大きな犠牲を免れることができます」(野呂医師)
実際に同院では、薬物療法と臨床心理士が指導する認知行動療法の併用で、大きな効果を上げ、症状のよりいっそうの改善と再発防止に努めている。また野呂医師は、2009年4月より社団法人日本精神神経学会専門医制度委員会が認定した研修施設における指導医として、精神神経科の専門医を目指す医師の研修指導にたずさわるなど、後進の指導にも貢献している。

医師プロフィール

杏林大学医学部卒業。札幌医科大学附属病院、国立療養所八雲病院、北海道大学医学部附属病院登別分院勤務を経て1997年より南平岸内科クリニック院長