医師の紹介
診療内容
「今は検査前に沈静・鎮痛剤を使用するので苦痛が少なく、検査も数分で終わります。ぜひ、自己診断するのではなく、専門医のところで安全で確実な検査を受けることを勧めます」(瀧上医師)
肛門疾患・大腸疾患ともに潜在的に不安を抱えている人が多いだけに、瀧上医師のこのような声に耳を傾けたい。そんな瀧上医師が肛門疾患の中で特にこだわりをもってやっているのが痔瘻手術である。痔瘻は細菌によって肛門の周辺が化膿して穴があく病気だが、治すためには手術が必要となる。
我が国で従来行われてきたのは、痔瘻の瘻管を大きく開いてオープンカットする手術だったが、部位によっては肛門括約筋が傷つき、痔瘻が治ったとしてものちのち肛門が引きつれたり、肛門の締まりが悪くなってしまうことがあった。そこで瀧上医師がするのは、肛門の括約筋をなるべく傷つけないようにしながら瘻管を切除する括約筋温存手術である。この方法であれば、手術後の肛門が大きく変形したり、瘢痕が残ったりしないのだ。しかも、急性期に切開してからウミを出すところまでしておき、時間をおいて患者の都合のよい時に根治手術をするというやり方も多く手がけている。これならば、まずつらい症状を第一段階の手術で抑えておき、根治手術は自分の予定に合わせられるため、仕事や生活の予定なども立てやすい。
医師プロフィール
1978年 チクバ外科・胃腸科・肛門科
1982年 アメリカにて腸内視鏡検査研修。イギリスにて大腸肛門病学研修
2000年 チクバ外科・胃腸科・肛門科病院 院長
2018年 チクバ外科・胃腸科肛門科病院 名誉院長・内視鏡センター長就任
「痔」を専門とする医師
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石山勇司 医師 (いしやまゆうじ)
札幌いしやまクリニック
名誉院長 札幌いしやま病院 会長
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岩垂純一 医師 (いわだれじゅんいち)
岩垂純一診療所
肛門科 所長
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梅枝覚 医師 (うめがえさとる)
JCHO四日市羽津医療センター
外科・大腸肛門病・IBDセンター 副院長 附属介護老人保健施設長 併任
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菊田信一 医師 (きくたしんいち)
仙台青葉クリニック
肛門科 院長
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國本正雄 医師 (くにもとまさお)
くにもと病院
肛門外科・胃腸内科・リハビリテーション科・形成外科・美容外科 理事長
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栗原浩幸 医師 (くりはらひろゆき)
所沢肛門病院
大腸肛門科 院長
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佐原力三郎 医師 (さはらりきさぶろう)
JCHO東京山手メディカルセンター
大腸肛門病センター 副院長 センター長
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高野正博 医師 (たかのまさひろ)
大腸肛門病センター高野病院
大腸肛門機能科 会長
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日高久光 医師 (ひだかひさみつ)
日高大腸肛門クリニック
肛門科、胃腸科 院長
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松島誠 医師 (まつしままこと)
松島病院
肛門科 理事長・院長