石山勇司 医師 (いしやまゆうじ)

札幌いしやまクリニック

北海道札幌市中央区南十五条西11-2-1

  • 名誉院長
  • 札幌いしやま病院 会長

外科 肛門科 消化器科

専門

直腸肛門疾患、痔

石山勇司

1977年に直腸肛門疾患の専門病院を開院。以来、研究を重ねて、痔核に対するALTA注射療法、痔の手術の中で最も困難とされる複雑な痔瘻の肛門機能温存法、硬膜外麻酔など、痛みが少なく肛門機能を損なわない独自の治療法を確立している。その高度な技術は、道内はもとより全国から注目を集め、現在では年間約50,000人もの患者が治療を受けているまた、同院は日本大腸肛門病学会より「認定施設」となっており、多くの医師がより先進的で確かな技術を学ぶ場にもなっている。

診療内容

痔は日本人の3人に1人が悩んでいるといわれるほど多い病気で、痔核(イボ痔)、痔瘻(あな痔)、裂肛(きれ痔)の3つに大別される。札幌いしやまクリニックでは、このいずれについても、痛みが少なく、肛門機能を損なわない独自の治療法を確立している。
痔の中で最も多い痔核に対しては、手術後の痛みの緩和と入院期間の短縮を実現するために、できるだけ不要な切除を伴わない治療法を採用。切らずに治すALTA注射治療法はその代表だ。もともと中国で行われていた消痔霊という注射療法を日本で改良したもので、ALTAという注射薬によって内痔核を縮小させる。メスを入れないので術後の痛みが少なく、入院期間も短期間で済む。2005年に健康保険適応となり注目されているものの、安易に行うと様々な合併症の危険があるために、現在は資格を持った医師に限って施行されている。同院の医師は全員が資格を持ち、治療法について熟知しているので安心だ。ALTA注射治療法だけでは改善しないような大きな痔核に対しては、必要に応じて肛門形成術を併用。痛みを軽減でき、また術後の大量出血の心配も少ないために、入院期間が大幅に短縮できる手術法を採用している。
痔瘻を根本的に治すためには、膿の詰まった痔瘻管をきちんと処置する必要がある。しかし、処理を行う際に不用意に肛門括約筋を損傷すると、肛門の変形や機能低下につながってガス漏れや便漏れで悩むことになる。最終的には人工肛門に頼らざるを得なくなることもあり、痔瘻の手術は痔の手術の中で最も難しく、豊富な経験が必要とされる。とりわけ深部にできた複雑な痔瘻の手術は、非常に高度な技術が求められる。同院ではより安全で、肛門の機能を優先した肛門機能温存法を採用して、高い治療率と入院期間の短縮を実現。各地から複雑な痔瘻の手術依頼が寄せられ、年間800例を超える痔瘻手術が行われている。
便秘気味の女性に多く、痛みを伴う裂肛については、一般的には硬くなった肛門の括約筋を切開する手術が行われ、数日間の入院が必要となる。これに対して同院では、硬膜外麻酔をして、硬く狭くなった括約筋を正常な状態になるまでマッサージして引き延ばすという方法を採用。入院の必要はなく、翌日の排便時の痛みもほとんどない。学会発表や論文などにより全国的に広まりつつあるこの硬膜外麻酔を、肛門の手術に応用したのは同院が国内初。肛門の手術では一般に局所麻酔もしくは下半身全体を麻酔する腰椎麻酔が行われる。しかし、局所麻酔は麻酔時に強い痛みを伴い、腰椎麻酔は手術後に激しい頭痛を招くことがある。硬膜外麻酔なら肛門周囲の痛みを完全に取り除くことができ、2~3時間後には完全に覚めるので、車を運転して帰ることもできる。この麻酔の作用により、同院では裂肛・外痔核・肛門周囲膿瘍の日帰り手術が可能になっている。

医師プロフィール

1968年3月 札幌医科大学 卒業
1975年4月 市立室蘭総合病院 外科
1977年10月 札幌いしやま病院 開院