ビッセン宮島弘子 医師 (びっせんみやじまひろこ)

東京歯科大学水道橋病院

東京都千代田区三崎町2-9-18

  • 眼科
  • 教授

眼科

専門

白内障、屈折矯正手術分野

ビッセン宮島弘子

ビッセン宮島弘子医師は、白内障、屈折矯正手術において、日本ではパイオニア的な存在で、海外からの技術をいち早く日本に導入し、普及に貢献してきた。学術的知識のみならずその技術の高さは国内外の学会で認められ、ライブサージェリーや多くの招待講演を行い、手術ビデオでは世界一のグランプリを受賞している。同院における眼科は2000年に開設され、当初から最先端のレーザーシステムを導入し、世界的にトップクラスの技術を提供している。さらに手術前の検査、手術、手術後検査を一貫して行っている。

診療内容

レーシックは近視矯正の一つの方法として確立し、アメリカやヨーロッパを中心にすでに数百万人が手術を受けており、世界的に見れば決して特殊な矯正法ではない。日本でも近視矯正手術を希望する人は、確実に増えている。だが、誰でも手軽に受けられる手術ではない。角膜そのものが薄かったり、目に病気をもつ人は、手術を受けることができない場合がある。そのような判断や診断は、眼科専門医でなければ難しい。検査段階の判断が適切でなかったために、トラブルを起こしたケースも多くあり、手術後の経過を見ながらの、専門医のケア、治療が必要である。近視矯正手術は、患者自身が正しい知識を持ち、眼科専門医との話し合いの上で手術を行い、しっかりとした術後治療ができてはじめて安全な矯正法であるといえる。そのため同院では、一人ひとりの目に合わせた、カスタムメイドのレーザー照射(Wavefront-guided LASIK)と、フラップ作製時に眼球への負担をより軽減できるフェムトセカンドレーザー(FSレーザー)での屈折矯正手術を行っている。
Wavefront解析技術は、角膜をより実際の形状に近く再現するため、200か所以上のポイントで角膜を正確に測定し、そこから得られたデータをスピーディに処理して高次収差と低次収差を分析し、角膜形状を精密に再構成する。Wavefront-guided LASIKでは、このようにして得られた一人ひとりの異なる詳細なデータをもとに、エキシマレーザー(StarS4IR(Rマーク))とリンクし、高精度な位置合わせを行った後、短時間で微細に角膜を切除することで屈折を矯正できるのである。IR(アイリスレジストレーション)は、虹彩紋理(茶目の模様)を認証し、より細かな回旋のずれを補正する事ができる。映画で鍵の代わりに鍵を開けようとする人の目を認識して、開錠する画像と似たような機能である。3Dアクティブトラックは、レーザー照射中の眼球の動きを立体的に捕捉し、3次元追尾しながら、レーザーを正確に照射する。また、眼球が大きく動いた場合は、レーザーを自動的に停止するセーフティ機能が働くので安全だ。FSレーザーは、フラップ(角膜を横から切ってめくったもの)を作製する機械で、センタリング、フラップの厚さ、フラップ位置などを非常に正確に設定できるため、精度の高いフラップが作製可能である。同院では Abbott 社の i-FS (アイ-エフエス)を使用し、フラップ作製時間は約10秒と、短時間で安全に、患者の眼への負担が少なくなるよう行なっている。また、フラップ作製の他に、角膜内リング(円錐角膜の治療)、角膜乱視矯正、角膜移植にも応用できる。FSレーザーを用いた角膜内リングと角膜移植は、東京歯科大学水道橋病院と東京歯科大学市川総合病院の共同プロジェクトで行っている。

医師プロフィール

1975年 慶應義塾女子高等学校 卒業
1981年 慶應義塾大学 医学部卒
1981年 慶應義塾大学病院勤務
1984年 ドイツ ボン大学 眼科助手
1987年 慶應義塾大学病院 眼科助手
1989年 国立埼玉病院 眼科医長
1992年 ドイツ医学博士の学位受領(ボン大学)
1993年 慶應義塾大学博士(医学)の学位受領
1995年 東京歯科大学 市川総合病院 眼科講師
2000年 東京歯科大学 水道橋病院 眼科助教授
2003年 東京歯科大学 水道橋病院 眼科教授