竹中基 医師 (たけなかもとい)

長崎大学病院

長崎県長崎市坂本1-7-1

  • 皮膚科・アレルギー科
  • 准教授 外来医長

皮膚科 アレルギー科 内科

専門

皮膚科学(真菌、アレルギー)

竹中基

もともと長崎大学病院ではスポロトリコーシスをはじめ真菌症の研究が盛んで、菌種の同定についても数十年前から行ってきた。竹中基医師は過去の統計データの洗い出しや発表を積極的に行い、治療の進歩に貢献。なお、同科常勤医内での真菌症の専門は竹中医師ひとりだが、臨床的に真菌症が少しでも疑われる症例であれば積極的に真菌検査を行うなど、丁寧で確実な診療で患者からの信頼を得るとともに、患者が話をしやすい雰囲気づくりに注力し、スムーズな治療に繋げている。

診療内容

同院では、温暖な地方に多く見られるスポロトリコーシスをはじめ、真菌症の研究が盛んであった。菌種の同定についても、数十年前から行ってきている。竹中医師はそうした過去の膨大な統計データの洗い出しや発表を積極的に行い、治療の進歩に貢献。日々の診察においても、少しでも真菌症が疑われる症例に関しては積極的に真菌検査を行う。なお同院では、稀少菌種による皮膚真菌症の原因菌においても、培養同定と治療を行っている。
そもそも同院の外来で真菌症を診る機会は少ないとはいえ、最も多いのはやはり足白癬。近年では、体部白癬の増加傾向も見られるようになった。特に、かかりつけ医院では「湿疹」診断されたものの治りにくいために当院を受診し「M.canis(ペットからの感染が主)による体部白癬」と診断されるケースも少なくない。なお、地域的な特徴と思われるが、深在性皮膚真菌症のスポロトリコーシスも見られる。
足白癬の治療は、外用薬が主。1ヵ月ぐらいをめどに外用し、随時経過を見てゆく。四肢や躯幹、股部の白癬も同様に外用薬による治療が主だが、頭部や爪の白癬については、内用薬との併用も行う。特にスポロトリコーシスの場合は、内用薬の使用が必須。主に、ヨウ化カリウムやイトラコナゾールが用いられる。服用期間は症例によって異なるが、短くても2~3カ月、長いと半年以上にわたるケースも。一般的にヨウ化カリウムのほうが、イトラコナゾールに比べて内服期間が短い症例が多い。後者は作用が強いぶん、副作用のリスクや併用禁忌薬品もあるために、服用の際には注意が必要である。さらに、四肢などへの発症の場合、カイロなどによる局所温熱療法を行うこともある。なお、足白癬の再発予防のための外用療法を週1~2回行うこともある。

医師プロフィール

1989年3月 長崎大学医学部 卒業
1995年9月 長崎大学医学部研究科皮膚科学博士課程修了
1995年9月 長崎大学医学部付属病院助手
2003年4月 長崎大学医学部付属病院講師