比留間政太郎 医師 (ひるままさたろう)

比留間医院

埼玉県日高市大字栗坪296

  • 副院長

皮膚科 アレルギー科 内科

専門

アトピー性皮膚炎、真菌症、真菌アレルギー、皮膚腫瘍

比留間政太郎

医真菌学、真菌アレルギー学が専門。皮膚真菌症の診断・治療ガイドラインの作成メンバーでもあり、真菌症の診療マニュアルや「水虫治療・予防の7カ条」を提唱するなど関連著書の執筆に数多く携わる。かぶれと化膿菌感染を合併した重症の水虫の治療でも症状を大幅に改善させている。1990年代に欧米の格闘技選手の間で流行した「トンスランス感染症http://tonsurans.jp/index.html」という新しい水虫菌の治療のガイドラインを作成。検査や対策を呼び掛けている。2013年3月順天堂大学を定年退職。地域のクリニックにて診療を行っている。

診療内容

「水虫が悪化すると歩行に支障を来すだけでなく、体全体のバランスを崩し、膝や腰を痛めるリスクもある」と比留間医師は指摘する。そして「適切な治療に根気よく取り組めば多くの水虫は治る」とも語る。
症状は水虫の種類(病型)によって異なるが、典型的なのが、激しいかゆみや水疱(すいほう)、皮膚の炎症や皮むけなどである。爪白癬の場合は自覚症状がほとんどなく、爪が変色しポロポロとむける。「角質増殖型」白癬は手足の皮膚がかさかさ・ごわごわになる。ただ、症状が似ている別の皮膚病の可能性も考えられる。そのため「素人判断で市販薬に頼るのは禁物です。かえって症状を悪化させる恐れもあります。早めに皮膚科専門医の診察を受けることが不可欠です」とも話す。
 診察では、皮膚の一部を顕微鏡で見て白癬菌を確認する。したがって正確な診断を受けるためには、受診の数日前から水虫薬を使わない、水疱をつぶさない、爪は切らないことが重要である。
 治療は外用薬や内服薬が使われ、完治までに軽症の場合で1~3か月、爪や角質増殖型の白癬のように慢性化したもので1~2年かかる。比留間医師は「症状が良くなると治療を途中でやめる人も多い。皮膚から菌を完全に追い出すまでは治ったことにならない。完治するまで通院してほしい」と話す。比留間医師は「水虫治療・予防の7カ条」を提唱している。せっけんで患部を毎日優しく洗う、蒸れにくく爪に負担をかけない靴を履く、外用薬は広く薄く塗る、症状が消えても外用薬は続ける、爪白癬は治ってからも爪のまわりに外用薬を塗る、治りにくい水虫は内服薬を短期間飲む、家族に同じ症状の人がいれば一緒に治療する。「皮膚病は、同科に来れば治る」と語るとおり、かぶれと化膿(かのう)菌感染を合併した重症の水虫も、治療で症状は大幅に改善した例がある。

医師プロフィール

1974年3月 東京医科歯科大学医学部 卒業
1979年4月 東京医科歯科大学医学部皮膚科学教室 助手
1984年6月 防衛医科大学校皮膚科学講座 講師
1998年12月 順天堂大学医学部皮膚科学教室 講師
2004年12月 順天堂大学医学部皮膚科学教室 助教授
2005年7月 順天堂大学医学部付属練馬病院、皮膚・アレルギー科 教授
2012年10月~2014年10月 日本医真菌学会理事長
2013年 順天堂大学 定年退職
2013年 現職