医師の紹介
真菌症のうち、最も診療する頻度の高いのが足白癬、いわゆる水虫だ。足白癬は、薬の使い方や治療期間が中途半端であるために、悪化や再発を繰り返す人が少なくない。重症化すると足の皮膚が肥厚して爪にも白癬菌が入り込み、爪白癬を起こすこともある。畑医師は、そのような事態を防ぐために、薬の量や塗り方など、患者にしっかり説明するよう努めているという。
「抗菌薬については、10gのチューブを10日で1本、1カ月で3本使い切っていただくようにお話しています。実際にどのくらい塗ったかを確認することも欠かしません。爪白癬に対して第一選択となる飲み薬については、副作用が出ないか定期的にチェックしながら治療を進めていきます」(畑医師)
畑医師の専門は真菌症だが、クリニックの特性上、乳児から高齢者に至るまですべての年齢層の患者を対象に、あらゆる皮膚疾患を診療する。開業前は大規模病院の皮膚科での勤務経験が長かったため、そこと同じレベルの治療を提供することがモットーだという。
「例えば、当院では全身型の光線療法の機器による治療を行うことがあります。勤務医時代、尋常性乾癬やアトピー性皮膚炎、難治性の痒疹などに悩む患者さんが楽になるのを見てきた経験が導入のきっかけとなりました。地域の方々の『お肌のかかりつけ医』として、気になる皮膚トラブルがあればお気軽にご相談ください」(畑医師)
診療を受けるには
医師プロフィール
1989年 慶應義塾大学医学部皮膚科学教室入局
1991年 国家公務員共済会連合会立川病院
1993年 慶應義塾大学医学部皮膚科学教室 助手
1994年 警友病院 皮膚科(出張)
1994年 慶應義塾大学医学部皮膚科学教室 助手
1999年 慶應義塾大学医学部皮膚科学教室 外来医長
2001年 済生会神奈川県病院皮膚科 医長
2001年 慶應義塾大学医学部皮膚科学教室 兼任講師
2006年 済生会神奈川県病院皮膚科 部長
2007年 済生会横浜市東部病院皮膚科部長
2018年 神奈川はた皮膚科クリニック開設
所属学会
主な著書
医師発信欄
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