小林製薬が、取締役会の議長を社外取締役が務める体制に変更したことが27日、分かった。これまでは小林一雅前会長が議長として取り仕切ってきたが、「紅麹(べにこうじ)」配合サプリメントの健康被害拡大で引責辞任。新体制で原因究明や再発防止策を策定するのに当たり、社外取締役を議長に据えて企業統治改革を進める狙いがあるとみられる。
 26日に更新した「コーポレートガバナンス報告書」に、取締役会議長について「当面の間、都度、社外取締役の中から選定する」と明記した。これまでは「会長」と記載していた。 (C)時事通信社