【北京時事】北京市でアステラス製薬の50代の日本人男性社員がスパイ容疑で拘束された事件で、中国当局が男性を起訴したことが分かった。中国側が今月中旬、日本政府に伝えた。日中関係筋が21日、明らかにした。日本政府は早期解放を求めているが、拘束の長期化が確実となった。
 男性は昨年3月、中国駐在を終えて日本に帰任する直前に拘束された。施設などで取り調べを受ける「居住監視」を経て、同10月に正式逮捕。今年3月には、起訴するかどうかの審査に移っていた。 (C)時事通信社