厚生労働省は17日、全国の100歳以上の高齢者が15日時点で9万5119人に上り、54年連続で過去最多を更新したと発表した。住民基本台帳に基づく集計で、昨年より2980人多く、女性が8万3958人と全体の約88%を占めた。
 100歳以上の高齢者は、統計を取り始めた1963年は153人だったが、81年に1000人、98年に1万人を突破。2012年に5万人を、22年に9万人を超えた。
 人口10万人当たりの100歳以上の人数は76.49人。都道府県別では、島根が159.54人と12年連続で最多。次いで高知(154.20人)、鹿児島(130.73人)と続いた。最少は埼玉(45.81人)で、愛知(48.80人)、千葉(52.60人)の順に少なかった。
 国内最高齢は女性が116歳の糸岡富子さん(兵庫県芦屋市)。男性は110歳の水野清隆さん(静岡県磐田市)。
 今年度100歳を迎える人は4万7888人。対象者には祝い状と銀杯が贈られる。 (C)時事通信社