Morus、シンガポールで革新的なMorSilk(R)️製品のローンチイベントを開催

Morus
持続可能な未来へ向けて、新たなタンパク源と食文化の革新を発信

2024年6月25日、Morus株式会社（本社：東京都品川区・代表取締役CEO：佐藤亮、以下Morus）は、シンガポールのBotanic Gardens THE VILLAにて、日星両国の政府関係者、投資家、有識者、メディアを招待し、シンガポールでのビジネス本格展開の発表と、革新的な製品「MorSilk(R)️」のローンチイベントを開催しました。JETRO Singaporeの木村洋一所長、Morusからは佐藤CEO、栄養科学責任者の青柳博士が登壇し、製品の特徴やビジネスプランを紹介。茶道師範による実演も行われ、SGInnovate CIOのHsien-Hui Tong氏をはじめとする参加者から高い評価を受けました。

■ Morus株式会社について
「低環境負荷な新時代のタンパク源と新たな色の選択肢を創出する」をビジョンに掲げ、カイコを原料としたバイオマテリアルを基盤とした革新的な製品を開発する企業です。2021年に創業し、2024年2月にシンガポールに支社を設立。環境に配慮した持続可能な素材を用いた製品を通じて、食糧課題や気候変動への解決策を提供しています。

■ イベント詳細
イベント名: Morus Product Launch Event
参加者: シンガポール政府関係者、日本政府関係者、投資家、有識者、メディアなど約50名
主催者および協賛者情報: Morus Inc. 主催、JETRO・JSIP協賛
登壇者:
木村洋一氏 (JETRO Singapore所長)
藤田香氏 (茶道師範）
佐藤亮 (Morus株式会社 CEO)
青柳清治 (Morus株式会社栄養学博士)

主催者佐藤より
Morusは2021年に創業し、今年2月にシンガポールに支社を設立しました。本イベントには、多くのシンガポールおよび日本の皆様にご参加いただき、我々の取り組みに対する関心と期待の大きさを強く感じました。シンガポールから世界の課題解決に貢献する企業として成長する所存です。今後ともご支援よろしくお願い致します。

■ プログラムの詳細
木村洋一氏 (JETRO Singapore所長)によるお祝いの言葉

佐藤 / 青柳によるプレゼンテーション
- Morusの革新的な取り組みとシンガポールを拠点とするビジネスプラン
- 新製品MorSilk(R)️の高機能性と環境への配慮、食文化への革新と市場への価値提案

茶道師範藤田香氏によるMorSilk(R)️を使用した「SIlkMatcha」のお点前とゲストの試飲

ネットワーキング

■ 参加者の反応
Patrick LIM氏（ACE CEO）
非常に良い味です。抹茶のようで、味わい深い。Morusの成長を支援していきたい。

Hsien-Hui Tong氏（SGInnovate チーフインベストメントオフィサー）
抹茶とは少し異なりますが、味は素晴らしいです。投資家としては経済性が重要です。製品自体は非常に完成されているので、大いに期待しています。

John Cheng氏（Innovate360 CEO）
味は抹茶に非常に近く、新しい食品用途の可能性が広がります。食用昆虫に関する新たな規制の承認が間近に迫っていることから、Morusと業界にとって食糧安全保障の観点で大きなチャンスとなります。

■ 今後の展望
食品業界は地球温暖化と人口増加による変革期にあり、2030年にはタンパク質の需給バランスが崩れると予測されています。Morusは、新技術、地元農家との協力、企業パートナーシップ、革新的なアイデアを通じてこの「タンパク質危機」に対処し、高付加価値のカイコ製品とサービスを提供します。すでにいくつかの企業から問い合わせを受けており、Morusは世界的な影響を与え、日本とシンガポールの産業の発展に寄与することを目指しています。

■ 採用情報
https://morusjp.notion.site/Morus-9a38e68b2e0847259d16fc9cdc09096f

■ 会社概要
Morusは、日本の経済的発展を支えてきたカイコのバイオ原料の供給と研究開発を行う、研究開発型のベンチャー企業です。他の昆虫にない豊富な栄養成分を多く持ち原料としての可能性に満ちたカイコを、品種改良と量産によって複数産業へ原料として供給し「タンパク質危機」などの世界的課題を解決することを目的に創業いたしました。
カイコはタンパク質が高含有であることはもちろんのこと、他の昆虫では確認されてない有用成分の研究が進んでいます。加えて、人類の長い歴史を通じ家畜化された昆虫であり、逃げない・共食いをしないなど量産に適した性質を備えていると同時に、昆虫の中でも長く研究が行われてきたため、今後も研究開発が円滑に進むことが予想されます。食分野でも日本発で世界的な健康課題も解決しうる、可能性に満ちた昆虫です。

本社