【大好評!重版】「黴の生えた病棟で ルポ 神出病院虐待事件」反響続々「組織で生きる誰もが無関係でいられない」
神戸新聞社
病院再生へ、神戸新聞取材班4年間のルポタージュが大好評発売中!
毎日新聞出版から2024年6月24日に出版されました『黴の生えた病棟で ルポ 神出病院虐待事件』が好評につき発売半月で第2刷が決定。重版が出来上がりました。「組織における五つの虐待トリガー」をひも解き、全国で相次ぐ精神科病院の患者虐待に潜む構造にメスを入れた一冊です。
23年6、7月に朝刊本紙に掲載した連載を大幅加筆
単行本(ソフトカバー) : 四六判248ページ
【読者の声】
「組織が陥る負の連鎖。他人事と思えない」反響続々
■元職員の虐待に触れて、はじめは吐き気がして目をそらしたけど、何度も読み込むうちに、誰もが胸に持っている人間の悪なんだと気付いた。多かれ少なかれ、環境によっては人間誰しもありうるのかもしれない。たくさん付箋を貼っており、今後も読み返して、自分は大丈夫かと振り返る機会にしたい。(60代女性、自営業)
■過去に働いていた福祉施設のことを思い出した。障害のある利用者らに対する職員の対応がとても悪かったが、中にいた自分はトラブルを避けるために訴えることができず、ただその組織を離れることしかできなかった。あのとき何ができただろうと考える。書籍は精神科病院がテーマだが、他のあらゆる組織でも同じ事が言える。学校での「いじめ」もそうだろう。とても大事なテーマだと感じた。(50代男性、自営業)
■本を読んで、加害する人も被害者なのかもしれないと思った。心にもカビが生えてしまったのか。自分が住んでいる地域にも「あそこに入ったら出られない」とか「ややこしい人が行くところだ」という精神科病院がある。どこでも同じ事が起こっているのかもしれない。今までテレビで虐待のニュースが出ても「またか」 としか思わなかったが、自分事として考えるようになった。(60代女性、無職)
■ニュースでは見ていたが、具体的な事例を知って、こんなことがあるんだと悔しくて泣きました。高校生の娘にも読むように勧め、今読んでいます。(40代女性、民生委員)
■真に迫る描写や表現、地元記者によるチームの連携プレー、洞察力など本に吸い込まれていった。(70代男性)
■みんなが見て見ぬ振りをしている「暗部」に一筋の光をあててくれて、精神医療界に身を置く者として感謝している。(50代男性)
◆関連URL
毎日新聞出版:https://x.gd/OujqT
神戸新聞オンラインショップ「得ダネ」:https://x.gd/lz8RW
アマゾン:https://x.gd/srmwL
23年6月29日、神戸新聞朝刊で掲載した連載(1)
【本について】
精神科病棟の看護師たちは、夜な夜な患者をもてあそび、笑っていた。
彼らはごく普通の「いい子」たち......のはずだった
2020年3月、神戸市西区の精神科病院「神出病院」の看護師や看護助手ら6人の男が患者への虐待容疑で一斉に逮捕された。抵抗できない患者におぞましい虐待を繰り返した彼らは、特殊な人物だったのだろうか。記者たちの取材で、組織が倦んでいく過程が次第に見えてくる。本書は病院に負の連鎖が生まれた状況を描きつつ、患者の隔離を求める世論を背景に、日本の精神医療が民間に依存してきた150年の歴史を紐解く。そして、組織において誰もが陥る「五つの虐待トリガー」を明示する。
事件発覚から4年間にわたって記者たちが関係者への綿密な取材を続け、病院再生までを追ったルポタージュ。患者を軽視する病院の組織構造、日本の精神医療が抱える課題や人間の集団心理のメカニズムに至るまで、事件の背景に多角的に迫った。新聞連載を大幅加筆。
2023年度「新聞労連ジャーナリズム大賞」優秀賞受賞
プロローグ 押収したスマホから事件発覚
第1章 逮捕後も晴れない疑惑
第2章 虐待を育んだ負の連鎖
第3章 精神科病院で何が起きているのか
第4章 “普通の人”が虐待加害者になる時
第5章 誰も正義の味方にはなれない
患者への虐待事件があった神出病院=神戸市西区神出町(20年3月撮影)
【著者プロフィール】
神戸新聞取材班
前川茂之(まえかわ・しげゆき)
大阪府吹田市出身、2004年入社。阪神総局などを経て、本社報道部で裁判や犯罪被害者を担当し、 21年から兵庫県警キャップ、24年から兵庫県庁キャップ。愛媛新聞と神戸新聞で連載する童話「かなし きデブ猫ちゃん」の絵本編集・プロモーションも手掛ける。
小谷千穂(こたに・ちほ)
奈良県生駒市出身、2017年入社。阪神総局を経て、本社報道部で警察署担当や遊軍(労働問題担当)を 務め、23年から姫路本社赤穂支局長。労働、児童養護施設、旧優生保護法、ホームレス、在日外国人な どをテーマに社会的弱者に焦点を当てた企画、連載を手掛ける。
デスク・安藤文暁(あんどう・ふみあけ)
兵庫県丹波篠山市出身、2001年入社。阪神総局などを経て、本社報道部で兵庫県警 (捜査2課,暴力団 対策)や災害を担当し、17年から県警キャップ、21年から阪神総局デスク、23年から本社報道部デスク。 病院乗っ取り事件や企業粉飾などの取材、企画を手掛ける。
【書籍情報】
書籍:黴の生えた病棟で―ルポ 神出病院虐待事件
著者:神戸新聞取材班
出版社:毎日新聞出版
発売日:2024年6月24日
ISBN:978-4-620-32807-2
仕様:四六判/248ページ
定価:税込み1760円(本体1600円+税)
毎日新聞出版:https://x.gd/OujqT
神戸新聞オンラインショップ「得ダネ」:https://x.gd/lz8RW
アマゾン:https://x.gd/srmwL
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病院再生へ、神戸新聞取材班4年間のルポタージュが大好評発売中!
毎日新聞出版から2024年6月24日に出版されました『黴の生えた病棟で ルポ 神出病院虐待事件』が好評につき発売半月で第2刷が決定。重版が出来上がりました。「組織における五つの虐待トリガー」をひも解き、全国で相次ぐ精神科病院の患者虐待に潜む構造にメスを入れた一冊です。
23年6、7月に朝刊本紙に掲載した連載を大幅加筆
単行本(ソフトカバー) : 四六判248ページ
【読者の声】
「組織が陥る負の連鎖。他人事と思えない」反響続々
■元職員の虐待に触れて、はじめは吐き気がして目をそらしたけど、何度も読み込むうちに、誰もが胸に持っている人間の悪なんだと気付いた。多かれ少なかれ、環境によっては人間誰しもありうるのかもしれない。たくさん付箋を貼っており、今後も読み返して、自分は大丈夫かと振り返る機会にしたい。(60代女性、自営業)
■過去に働いていた福祉施設のことを思い出した。障害のある利用者らに対する職員の対応がとても悪かったが、中にいた自分はトラブルを避けるために訴えることができず、ただその組織を離れることしかできなかった。あのとき何ができただろうと考える。書籍は精神科病院がテーマだが、他のあらゆる組織でも同じ事が言える。学校での「いじめ」もそうだろう。とても大事なテーマだと感じた。(50代男性、自営業)
■本を読んで、加害する人も被害者なのかもしれないと思った。心にもカビが生えてしまったのか。自分が住んでいる地域にも「あそこに入ったら出られない」とか「ややこしい人が行くところだ」という精神科病院がある。どこでも同じ事が起こっているのかもしれない。今までテレビで虐待のニュースが出ても「またか」 としか思わなかったが、自分事として考えるようになった。(60代女性、無職)
■ニュースでは見ていたが、具体的な事例を知って、こんなことがあるんだと悔しくて泣きました。高校生の娘にも読むように勧め、今読んでいます。(40代女性、民生委員)
■真に迫る描写や表現、地元記者によるチームの連携プレー、洞察力など本に吸い込まれていった。(70代男性)
■みんなが見て見ぬ振りをしている「暗部」に一筋の光をあててくれて、精神医療界に身を置く者として感謝している。(50代男性)
◆関連URL
毎日新聞出版:https://x.gd/OujqT
神戸新聞オンラインショップ「得ダネ」:https://x.gd/lz8RW
アマゾン:https://x.gd/srmwL
23年6月29日、神戸新聞朝刊で掲載した連載(1)
【本について】
精神科病棟の看護師たちは、夜な夜な患者をもてあそび、笑っていた。
彼らはごく普通の「いい子」たち......のはずだった
2020年3月、神戸市西区の精神科病院「神出病院」の看護師や看護助手ら6人の男が患者への虐待容疑で一斉に逮捕された。抵抗できない患者におぞましい虐待を繰り返した彼らは、特殊な人物だったのだろうか。記者たちの取材で、組織が倦んでいく過程が次第に見えてくる。本書は病院に負の連鎖が生まれた状況を描きつつ、患者の隔離を求める世論を背景に、日本の精神医療が民間に依存してきた150年の歴史を紐解く。そして、組織において誰もが陥る「五つの虐待トリガー」を明示する。
事件発覚から4年間にわたって記者たちが関係者への綿密な取材を続け、病院再生までを追ったルポタージュ。患者を軽視する病院の組織構造、日本の精神医療が抱える課題や人間の集団心理のメカニズムに至るまで、事件の背景に多角的に迫った。新聞連載を大幅加筆。
2023年度「新聞労連ジャーナリズム大賞」優秀賞受賞
プロローグ 押収したスマホから事件発覚
第1章 逮捕後も晴れない疑惑
第2章 虐待を育んだ負の連鎖
第3章 精神科病院で何が起きているのか
第4章 “普通の人”が虐待加害者になる時
第5章 誰も正義の味方にはなれない
患者への虐待事件があった神出病院=神戸市西区神出町(20年3月撮影)
【著者プロフィール】
神戸新聞取材班
前川茂之(まえかわ・しげゆき)
大阪府吹田市出身、2004年入社。阪神総局などを経て、本社報道部で裁判や犯罪被害者を担当し、 21年から兵庫県警キャップ、24年から兵庫県庁キャップ。愛媛新聞と神戸新聞で連載する童話「かなし きデブ猫ちゃん」の絵本編集・プロモーションも手掛ける。
小谷千穂(こたに・ちほ)
奈良県生駒市出身、2017年入社。阪神総局を経て、本社報道部で警察署担当や遊軍(労働問題担当)を 務め、23年から姫路本社赤穂支局長。労働、児童養護施設、旧優生保護法、ホームレス、在日外国人な どをテーマに社会的弱者に焦点を当てた企画、連載を手掛ける。
デスク・安藤文暁(あんどう・ふみあけ)
兵庫県丹波篠山市出身、2001年入社。阪神総局などを経て、本社報道部で兵庫県警 (捜査2課,暴力団 対策)や災害を担当し、17年から県警キャップ、21年から阪神総局デスク、23年から本社報道部デスク。 病院乗っ取り事件や企業粉飾などの取材、企画を手掛ける。
【書籍情報】
書籍:黴の生えた病棟で―ルポ 神出病院虐待事件
著者:神戸新聞取材班
出版社:毎日新聞出版
発売日:2024年6月24日
ISBN:978-4-620-32807-2
仕様:四六判/248ページ
定価:税込み1760円(本体1600円+税)
毎日新聞出版:https://x.gd/OujqT
神戸新聞オンラインショップ「得ダネ」:https://x.gd/lz8RW
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(2024/08/14 15:00)
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