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ただ歩くより効果的=ノルディックウオーキング

 スキーのストックのようなポールを持って、歩いている人を見掛けたことはないだろうか?このところ、中高年を中心に愛好者が増えているノルディックウオーキングを楽しむ人たちだ。運動効果が高く、体への負担が小さいスポーツとして注目を集めている。

◇90%の筋肉使う

 ノルディックウオーキングは、フィンランドのクロスカントリースキー選手の夏のトレーニング「スキーウオーク」から生まれた。11997年にノルディックウオーキングと命名されると、欧州、米国へと広がった。2本のポールで地面を押しながら歩くため、上半身も動かすことになり、体全体の90%の筋肉を使う。カロリー消費量は通常のウオーキングよりも2~4割高く、短時間で効果的な全身運動が行える。ダイエットやシェイプアップにも効果的だ。背筋を伸ばして、腕を前後に振って歩くというウオーキングの理想的なフォームを意識せずに維持できる。さらに、歩幅が広くなって爪先から踏み出し、かかとから着地する動作も自然にできるようになる。

 高齢者や腰痛持ちも安心

 2本のポールを使うことで4足動物の歩行に近い状態が得られ、膝や腰、脊椎への負担が小さいこともノルディックウオーキングの特徴だ。高齢者や腰痛が気になる人の日常的な運動に最適で、介護予防やリハビリテーションにも用いられているという。

 歩く際は、踏み出した足と反対側のポールを斜め後ろに突いて、地面を押し、ポールを後方へ投げるような感覚で地面から離す。最初は少々戸惑うかもしれないが、慣れてしまえば簡単に歩ける。

 運動効果が高いので、歩くのは週3回程度、1回につき30~45分で十分。初心者の場合は、週2回で、1回につき15~30分歩くだけでも効果的だ。運動習慣がない人や高齢者、リハビリテーションの一環として行う場合は、事前に入念なストレッチを行い、歩き始めの5分くらいはゆっくり歩くことが望ましい。

 正しいフォームをマスターするために、講習会に参加するのもお勧めだ。各地で体験会や「日本ノルディックウォーキング協会」認定のインストラクターによる講習会が開催されている。(ソーシャライズ社提供)

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