治療・予防

それ、本当に口内炎?=治りづらいできもの―口腔扁平苔癬

 ぽつぽつとした白いものやレース状の白斑が口の中にでき、ただれや潰瘍を伴う「口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)」。医師でも知らない場合がある病気で、口内炎がなかなか治らないと言って受診するケースも少なくない。年間50人を超える患者を診察する中川駅前歯科クリニック(横浜市)の二宮威重院長に聞いた。

 ◇50代女性に多い

 口腔扁平苔癬にかかる確率は0.5~1%と言われ、50~60代に多く7~8割が女性だ。一番多くできるのは頬の内側の粘膜で、次いで歯肉、上顎、唇、舌と続く。左右対称にできることが多く、痛みで食事が取りづらく歯も磨けないと訴える患者もいる。触れただけで炎症部位から出血するケースもある。
 原因はストレスや口腔内の汚れ、喫煙、歯科治療に使われる金属のアレルギー、さらにウイルスや細菌の関連なども考えられているが、はっきりと特定されていない。
 歯科の診療では銀歯や入れ歯の金属部分に接している部位に多く発症する傾向があり、「口の中の汚れと金属とのアレルギー反応のほか、治療で使われるアマルガムという合金自体が問題を起こしている可能性もあります」と二宮院長は説明する。

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