ハヤミミDr.純子のメディカルサロン

第1回 適応障害は環境を変えればそれでいいの?

 4月、5月は、会社や学校に新しく入ったり、異動に伴い上司や部下が変わったりして、周りの環境が変化する時期。適応障害によるトラブルが増え、体調を崩す人が多くなるのが特徴です。

 適応障害は、明らかなきっかけとみられるストレス要因から3カ月内に発生するもので、予測を超えた心身の反応によって仕事、学業、日常生活に支障を来す状態を言います。有病率は全人口の2~8%で男女比では2対1で男性に多いとされます。新年度に大きく環境が変わった場合、7~9月が要注意というわけです。覚えておいてくださいね。

 では、どのような症状が起きるかというと、大きくは、心、体、行動の三つの反応に分けられます。心の反応は抑うつ、不安、イライラ、不安定。体の反応は、不眠、めまい、動悸(どうき)、食欲不振など。行動の反応は、飲酒が増える、過食、けんか、無断欠勤、物質依存などです。

 対策はストレス要因を見つけ環境改善を図ることですが、環境を変えるだけでは不十分です。

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