特集

春の憂鬱、まずは体を休ませる=職場のメンタルヘルス(上)

 ◇企業も取り組み推進

 従業員の精神疾患は、労働生産性を低下させることから企業への影響も重大。経済界を中心とした本格的な対策も進んでいる。
 従業員の健康管理に戦略的に取り組む企業を認定する「健康経営優良法人認定制度」は政府が主導し実現。過酷な労働を強いるブラック企業が横行する中、その対極として注目された。
 実際には、経済界や医療団体などで構成される「日本健康会議」が主体となり、「定期健診の受診促進」「時間外労働の管理・削減」などの条件を満たした企業を認定。不調者の早期発見を目的にメンタルヘルス対策も重視し、大規模法人に対しては産業医らの取り組み参加を必須条件としている。健康づくりの後押しで、生産性向上に結び付けていくのが狙いという。(ソーシャライズ社提供)

〔後半に続く〕うつ病に移行のケースも=職場のメンタルヘルス(下)




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