手術でも治らない腰の痛み=骨盤の仙腸関節が原因かも
◇AKA―博田法
ところが、住田院長によると、これらの治療で一時的に改善しても、症状はその後も続くことが少なくないという。望クリニックでは、全国から訪れる腰痛などに苦しむ患者に対し、「関節運動学的アプローチ(AKA―博田法)」という治療法で痛みやしびれの治療に取り組んでいる(保険診療外)。仙腸関節の動きを滑らかにするもので、これにより痛みやしびれが改善することが多いそうだ。
AKA―博田法では、神経が圧迫されているように見えても、痛みやしびれ自体は仙腸関節の機能障害が原因であると考える。この点が一般的な整形外科とは大きく異なる。
患者は診察ベッドに横になり、術者の手により仙腸関節を治療する。患者側も何をされたのか分からないぐらいの弱い力で行う、極めて繊細で高度な技術だ。1回の治療に要する時間は10分程度で、これを月に1~2回の頻度で症状に合わせて行う。
「手術が必要と診断された方や、手術をしても良くならなかった方が多数来院し、その多くがAKA―博田法で改善しています。手術をする前に、治らないと諦める前に、ぜひ受診してほしい」と住田院長は呼び掛けている。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
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(2017/07/03 12:34)