研究・論文

食物アレルギー、早期予防に効果なし?

 生後3カ月から食物アレルギーを予防するために誘発食物の摂取を始めても、アレルギーの発症を抑える効果はなさそうだ、と英ロンドン大学のマイケル・R・パーキン博士らが医学誌オンライン版で報告した。
 これまで、早い時期からアレルギー誘発食物を与えると、食物アレルギーの発症を抑制できるとの報告はあったが、開始年齢は明らかにされていなかった。
 同博士らは、生後3カ月間、母乳のみで育てられた乳児1303人を対象に①6種(ピーナツ、卵、牛乳、ごま、白身魚、小麦)のアレルギー誘発食物を早期に摂取する652人(早期開始)②英国での推奨に倣い、生後6カ月までは完全母乳を行う651人(標準開始)―の2グループに分けて、1~3歳時の食物アレルギーの発症を調べた。
 その結果、1種類以上の食物アレルギーを発症したのは、標準開始グループが7・1%だったのに対し、早期開始グループは5・6%と明らかな差は見られなかった。
 同博士らは「アレルギー誘発食物の早期摂取による予防効果は示されなかった」と述べた。(メディカルトリビューン=時事)



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