Dr.純子のメディカルサロン
津波から命を守るためには 久保田崇・元陸前高田市副市長
◇避難所で命を失ったケースも
岩手県立高田病院。1次避難所となっていた同病院においても26人が犠牲となった。
報告書では、避難所で多くの犠牲者を出してしまったことや、県の津波予測を絶対視し「それ以上の津波は来ない」として避難所の見直しを行わなかったことを、真摯(しんし)に反省しなければならない、としています。そして、避難所とはいえ絶対に安全な場所とは言えないので、避難した後も、さらなる高台への避難を行えるよう備える必要があるのです。
「防潮堤があるから、逃げなくてもよいではないか」あるいは「過去の津波ではここまで来なかったから、大丈夫だろう」と思われる方もいるかもしれませんが、防潮堤を上回る津波が来ない保証も、過去の津波より大きな津波が来ない保証もありませんので、ハード面の津波対策や過去の経験や記憶にとらわれず、避難することをお勧めします。
(2017/06/21 18:02)
メディカルサロン
-
2025/03/17 05:00
この春の不調、どう乗り切る?
雪の日の翌日は春の陽気、毎日の気温の変化が激しくてびっくりしま…
-
2025/03/07 05:00
詐欺に強いメンタルとは?
ミャンマ―東部を舞台にした大規模な国際詐欺では日本の高校生も保…