検査で見つかる無症候性脳梗塞 =生活習慣を見直す絶好の機会
◇将来的リスクは数倍
無症候性脳梗塞があると、将来、脳卒中を起こす危険性が2~4倍に高まるとの研究報告があり、認知症の発症率も高いことが分かってきた。無症候性脳梗塞は、症候性の脳梗塞とほぼ同様にリスク管理に注意を払うべき病態だ。
「無症候性脳梗塞と診断されたら、今のままだと危ないという意識を持ち、食事など生活習慣を見直すことが重要です」
高血圧の改善や予防には、塩分を控えることが重要で、食べ過ぎない、歩くなどの運動を習慣にする、飲酒を控える、禁煙なども心掛けたい。
「もし、片方の手足に力が入らない、ろれつが回らないなどの症状が表れた場合は、一過性であっても脳梗塞の前兆の疑いが強いので、すぐに病院に行ってください」と、上原部長は注意を促している。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
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(2017/08/09 16:57)