無症候性脳梗塞〔むしょうこうせいのうこうそく〕
脳ドックやMRI(磁気共鳴画像法)がひろまるにつれて、これまで脳梗塞の症状はなにもないにもかかわらず、MRIで梗塞が見つかることがふえてきました。これを無症候性脳梗塞と呼びます。これは直径が1.5cm以下の、いわゆるラクナ梗塞と呼ばれるものがほとんどです。高齢者には4分の1の割合であらわれるとする報告もあります。
高血圧、脂質異常症、糖尿病、喫煙などの動脈硬化症のリスクファクター(危険因子)がある場合には一般の脳梗塞に準じて治療が必要です。ただし、高齢に伴って出現したものは経過を観察するだけでよいでしょう。
なお、同様にMRIによって無症候性脳出血も見つかることがあります。
高血圧、脂質異常症、糖尿病、喫煙などの動脈硬化症のリスクファクター(危険因子)がある場合には一般の脳梗塞に準じて治療が必要です。ただし、高齢に伴って出現したものは経過を観察するだけでよいでしょう。
なお、同様にMRIによって無症候性脳出血も見つかることがあります。
(執筆・監修:一口坂クリニック 作田 学)