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40歳未満の女性が排卵障害によって不妊になる「早発閉経」は、100人に1人が発症するといわれる。これまでは第三者からの卵子提供による体外受精以外に有効な治療法はなかったが、聖マリアンナ医科大学病院(川崎市)生殖医療センターの河村和弘センター長は「新たに開発された卵胞活性化療法(IVA)は、自らの卵子で妊娠できるようにするものです」と話す。
◇休眠原始卵胞を覚醒
排卵障害には2種類ある。一つは、卵巣にまだ卵胞が存在するにもかかわらず、下垂体から分泌されるゴナドトロピンという性腺刺激ホルモンへの反応性が低下し、無排卵、無月経になるケース。この場合は、ホルモン補充や排卵誘発薬によって、比較的簡単に治せる。
問題は、卵巣そのものに異常が起きる早発閉経のケースだ。「卵子の源である原始卵胞が何らかの理由によって急激に減少し、40歳未満でも卵胞が発育しなくなり、無月経になる疾患です」と河村センター長。原因は、遺伝子の異常や自己免疫疾患など人によってさまざまで、不明の場合も多い。
卵巣内の原始卵胞は、休眠状態で存在している。通常は、毎月その一部が活性化して発育を始めるが、早発閉経の場合、残存する原始卵胞が約1000個以下になると、活性化が停止して卵胞が育たなくなってしまう。
早発閉経した人の卵巣にわずかに残っている、自然には活性化できない原始卵胞を人為的に活性化させるのが、IVAという方法だ。「研究の進展で、PI3K―Akt経路と呼ばれる細胞の成長・生存シグナルに刺激を与えると、原始卵胞が休眠から目覚めることが分かってきたのです」
(2017/12/05 12:46)
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