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長時間のスマホ、7割超疲れ取れず =対策カギは「レクリエーション」

 ◇デジタル機器、中心はスマホ

 アンケートは2017年8月に実施。インターネットを通じ、会社員や公務員、専業主婦など男女2万人を対象に予備調査した上で、930人を対象にデジタル機器の使用と疲れの関連について本調査を行った。

 予備調査でまず、平日の疲労の有無を尋ねたところ、87.7%が疲労を感じていると回答。疲労状態を10段階に分けた場合、疲労レベルを7以上としたのは65.8%に上った。デジタル機器の使用時間については、4時間以上が全体の半数近く(46.6%)、8時間以上が6人に1人(15.8%)を数えた。

 本調査でデジタル機器のうち使用時間の長いものを聞いたところ、スマホ(54.6%)がパソコン(38.5%)を抜きトップ。専業主婦だけでなく就業者も半数以上が、最も使うデジタル機器はスマホと答えた。デスクワーク中心の職種でも、スマホ(48.5%)がパソコン(47.3%)を上回っており、古賀氏は「プライベートだけでなく仕事でも、デジタル機器の中心はスマホになっている実態が判明した」と説明した。

 また、就寝直前までデジタル機器を使用している人は67.5%に上っており、スマホなどデジタル機器が一日中、生活に深く浸透している実態が改めて明らかになった。

 一方、「疲れがなかなか取れない」「目の疲れをすぐ感じる」と答えた人は6割超、「不安感がある」は5割超。また「人と電話することが面倒だ」「何となく生きている感じがする」も5割を超え、古賀氏は「現代人の日々の疲労は身体、精神だけでなく、社会性にも影響を及ぼしている」と指摘する。


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