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長時間のスマホ、7割超疲れ取れず =対策カギは「レクリエーション」

 ◇趣味などが重要

 スマホとの関連については、4時間未満使用の人と8時間以上の長時間の人を比較。「疲れがなかなか取れない」は67.5%と76.7%、「気分が落ち込みやすい」は37.7%と51.6%、「どうして良いか分からなくなる」は32.5%と42.1%、「職場の人とうまくコミュニケーションが取れない」は20.9%と35.2%。いずれも長時間使用している人の方が割合が高かった。

 古賀氏は「スマホを中心としたデジタル機器の長時間使用が、生活のあらゆる側面で疲労を感じさせる」とした上で、疲労をためない方法として「レスト(休養)」「リラックス(くつろぎ)」「レクリエーション(楽しみ)」の3点を挙げた。この中でレスト、リラックスは取りやすいが、積極的な活動を伴うレクリエーションがうまく行えない人が多いと説明。「料理や読書など趣味に没頭したり、友人と一日中話したりするなどして、自分を作り直していくことを心掛けよう」と訴えた。

 レクリエーションのメニューは少しずつ変えていくことも重要で、こうした日々の積み重ねが、ゆがんでしまった気持ちや体の働き、コミュニケーション能力を取り戻すことへの手助けになると強調した。(解説委員・松本信彦)


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